私立・大阪夕陽丘学園高等学校で行われた「海外留学説明会」に参加してきました。
今年4月に校長に就任されたのは、学校改革のプロフェッショナルとして全国で注目されている日野田直彦(ひのだ・なおひこ)先生です。
日野田先生は、これまで経営難に陥った複数の学校を見事に立て直してきた実績をお持ちで、今回は新天地となる大阪夕陽丘学園でどのような改革が行われるのか、大きな関心を集めています。
海外大学進学を本気で考えるなら
今回の説明会で印象的だったのは、“本気で海外の大学進学を目指す生徒”のためのリアルなお話が聞けたこと。
ここでいう「海外留学」とは、1~2週間の短期プログラムではなく、大学4年間を海外で過ごす進学型の留学です。
日野田先生は海外進学について、表だけでなく、裏側や制度的なグレーゾーンまで熟知されており、その現実的な視点と熱意ある語り口に、参加者はぐいぐい引き込まれていました。
さらに魅力的だったのは、「高校3年間でどれだけの英語力が必要か」「どのように準備していくか」についても具体的に学べる仕組みが用意されているという点です。英語を勉強するだけでなく、実際に“使える力”を育てる教育体制が整っている印象を受けました。
海外進学に向けたメッセージ
説明会の中で、日野田先生からはこんな印象的な言葉がありました。
⭐️質疑応答があれば、とにかく手を挙げよう。それが海外です
⭐️海外は“自主性”がすべて。満点を取っても発言しなければ“授業に貢献していない”と言われます」
⭐️「私は◯◯を学びたい」だけでは不合格。大学にどう貢献するかを語れなければ意味がない
⭐️課外活動の実績や推薦状も求められます
こういった考え方は、これからの時代を生きる子どもたちにとって、非常に大切な視点だと改めて感じました。
今がチャンスかもしれません
これはあくまでも個人的な見解です
日野田先生は学校を立て直したのち、また次の改革現場へと進まれると思います。そう考えると、今の中学1〜3年生にとっては、日野田先生の改革がリアルタイムで体感できる非常に貴重な時期ではないかと思います。
もし、お子さんが海外進学を検討していたり、新しい教育に関心がある方は、ぜひ一度「大阪夕陽丘学園高校」の説明会に足を運んでみてください。
学力だけでなく、生きる力・考える力を伸ばす仕組みが、ここにはあります。
【日野田 直彦氏】
2014年、大阪府立箕面高校にて“最年少民間人校長”に就任。
すでに一定の進学実績があった同校をさらに改革し、海外トップ大学への進学実績を飛躍的に伸ばすなど、新しい時代の教育モデルを実践しました。
その後、定員割れに悩んでいた武蔵野大学中学・高校の校長に就任し、見事V字回復。今では毎年1万人以上の保護者や生徒が説明会に参加する人気校へと成長させました。
2022年には、募集停止となっていた千代田高等学院を「千代田国際中学校」として再出発させ、学校再建のロールモデルとして再び注目を集められました。
◆ 主な著書
📘『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか!?』(2018)
📘『東大よりも世界に近い学校』(2023) など多数出版
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