✏️【夏休みの宿題・感想文 中級編】〜「なぜそう思ったのか?」を自分の言葉で深掘りしよう〜
こんにちは!塾長の大山勝也です。
初級編では、「感想文の流れをつかむ」「書き始めのハードルを下げる」ことを中心にお伝えしました。
今回は【中級編】ということで、
「なぜそう思ったのか?」を自分の体験や考えとつなげて、感想に深みを出すコツをご紹介します!
🔍ポイント①:ただの感想で終わらせず、「自分の視点」を加える!
読書感想文を“ワンランク上”に仕上げるコツは、
「自分だったらどう感じる?」「この場面、どう受け取った?」
と、本の内容を自分ごととして考えることです。
たとえば…
「主人公の行動に感動した」
→ → どうして感動したの?自分も同じ経験がある?
→ 「ぼくもクラスでひとりぼっちだったことがあるから、主人公が話しかけてもらえた場面に涙が出そうになった」
「この言葉が心に残った」
→ なぜ?その言葉が今の自分にどう影響した?
→ 「自分に自信がなかったけど、“やってみなきゃわからない”という言葉に背中を押された」
こうして、本の内容 × 自分の体験や価値観をセットにすることで、読み手に伝わる「自分だけの感想文」になります!
💬ポイント②:感情の“言い換え”ではなく、“具体化”を!
初級編では「感動した→涙が出そうになった」といった言い換え表現を紹介しましたが、
中級編ではさらに一歩進めて、“どんな気持ちだったか”を情景ごと書くことを意識してみましょう。
たとえば:
「胸がしめつけられるようだった」
→「昔、親友とケンカした時のことを思い出して、胸がしめつけられるような気持ちになった」
「心が洗われるようだった」
→「日々の忙しさでイライラしていた自分の心に、ふっと優しい風が吹いたような気がした」
こんなふうに、感情の背景にあるエピソードや情景をそえると、読む人の心にも届きやすくなります。
🧭ステップアップのヒント
写真①の7ステップも、中級編ではこう使いましょう👇
ステップ 中級向けの意識ポイント
①きっかけ なぜその本?自分の今の状況とどうつながった?
②内容 あらすじ+どんなテーマだったと思うか
③心に残ったところ 自分のどんな感情とリンクした?
④好きなところ 好き=自分にとってなぜ大切?
⑤印象人物 共感 or 反発?なぜそう思う?
⑥その理由 自分の体験、考えと結びつける
⑦思ったこと 自分の考え方がどう変わったか
🎯まとめ
中級編では「読んだこと」よりも「考えたこと」が主役になります。
本に書かれたことをそのまままとめるのではなく、
“自分だったらどう感じたか?”という視点で書くことが、上達のカギです。
次回はいよいよ【上級編】!
読書感想文を“伝わる文章”として完成させる技をお届けします✨
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